文化祭帰りの高校生の集団が引き金となって、色々な記憶が呼び起こされる。始めは楽しかったことなどを思い出していて気にはしていなかったのだが、それらがある程度開かれてしまうと、辛い、忘れようと思って忘れていた記憶が次々と開かれ始める。唐突にポンッと目の前に置かれて、その当時の悲しみや憤りが蘇る、なんてことは当時の方が酷かったと思うが、今、また悲しんだり憤ったりしてしまう。もうこれは一生許せる日はこないだろうな、と刻んでしまったりして。こうやってどんどんと臆病になるんだ。思い出しては傷つけて。寝る前、どうぞ夢には出ないでくれ、と祈ったその日の夢は皆が乗ったバスが事故に遭った。
正午から夜中まで酒を飲んで遊んでという一日。同年代の大勢と過ごすこと自体が稀で初めて会う方もいて、だからリフレッシュのため、と思いきや、性格上そういうわけにもいかなかったけれど、帰って、修理から戻ってきたパソコンの再セットアップをしながら作ったラーメンに割った卵から黄身が2つ出てきた瞬間、なんだかもの凄く楽しい一日だったな、と思うに至る。
虹色の階段を思い出す度、そこを登る自分の後ろ姿を想像してしまい、行く気が萎えてしまっていたグランドシネマズだが、まだ虹色の光が出ていない時間帯にしかもメンズデーで1,000円てことで300を観に行く。
戦国時代の合戦図などを映像化したらこんな感じかもしれない。視覚の中心を抜き出したような映像に違和感を感じつつも既視感があったのは、それがゲーム内や宣伝、オープニングで使うような映像に近かったからかもしれない。だけどまぁディスクに収まるようなクオリティではないけれど。でも血沫などの一瞬画面を横切るCGのディティールは少々気になった。どちらかと言えばシナリオよりも映像の方に重心があって、シナリオは各ブロックを横並びに繋げ、間の余計なものは排除したという感じが、もうそっち行っちゃうの、と物足りない部分もある。必要な余計もあったはず。それを資金とか時間とかと言った無駄な制約のために削るしかなかったんじゃないかしら、なんて思いたくなるのは、映像の細かい部分でそれが描写されていたから。小さく抵抗するように。映画作りにはお金も時間も掛かる。それと音。立体的に聞こえる、という技を使ってはいたものの唐突に使われていて、最初映画とは関係の無い音なのかと思った。設備なのか編集なのか分からないけれどこれなら2chの方がまし。というか映画館ならモノラルでも良いように思うのはあたしだけかしら。個人的にはこの監督の次回作が楽しみ。